「遮光ってとりあえず付いてればいいんでしょ?」
「遮光1級だったらどれも真っ暗になるの?」
インテリアショップで働いているとこんな質問をしょっちゅう受ける筆者。
カーテンは日用品でほとんどの人が使っているにもかかわらず「家庭科では習わない」「親が買い方・選び方を教えてくれるわけでもない」そんなアイテムなので、買ってから自分の部屋にピッタリの遮光レベルじゃなかった…と嘆く人ばっかりなんだ。
そこでこの記事では「これぐらいの暗さがいい!に合った選び方」を遮光1級、2級などのレベルの違いとともに解説していきたい。
特にはじめて1人暮らしをする人は最後までご覧いただきたい。
後悔しない遮光カーテン選びのお手伝いになれば幸いです。
ニトリ【遮光カーテン】|1級と2級ってそんなに違いがあるのか?
1番大事なことなので結論から言う。
1級と2級だけでも全然違う。
それに
「同じ1級」の遮光カーテンでも”生地によってぜんぜん暗さが違う”。
もしあなたが「遮光1級なら真っ暗になるんでしょ?」と思っているなら今すぐ考えを改めてほしい。
そしてこの違いをしっかり理解しておけば「この部屋にはこれぐらいの遮光を」「こっちの部屋にはこれぐらいの遮光が必要」と判断できるようになるんだ。
しっかりわかりやすく説明していくので最後まで見ていっていただきたい。
真っ暗でも1級、薄暗くても1級、それがJIS基準
堅苦しい表現をすれば「光を99.99%以上通さなければ1級と名乗ってよい」というのがJISで定められた基準である。
だけどこちらの写真を見てほしい。遮光レベル”3”であっても”5”であってもJIS基準では「遮光1級」であり、どれも「遮光1級」という売り文句で販売されている(企業はJIS基準に従って表記しているだけ)。
その結果「(レベル5をイメージして買ったのに)遮光1級なのにぜんぜん暗くならないじゃない!」といったミスマッチが起きてしまうんだ。
かなり明るくても2級、ちょい薄暗くても2級
同じ理由で「遮光2級」もかなりバラつきのある等級だ。
JIS基準では「光を99.80~99.99%未満通さなければ遮光2級と名乗ってよい」となっている。
99.80%だと遮光1級の99.99%よりも「たったの0.1%」ぐらいしか数字は変わらないが、使ってみるとぜんぜん違うのは写真をみてお分かりいただけるだろう。
そして遮光2級も「思ってたよりも明るい(暗い)」なんてミスマッチが発生してしまうんだ。
ニトリの写真つき遮光レベルが1番わかりやすい
「じゃあ私が求めてる暗さはどれを買えばいいのよ?」というわかりにくさにレベルごとの写真で応えたのがニトリだ。
「しっかり真っ暗になる1級はレベル5」
「薄暗くなる1級はレベル3~4」
といった風に6段階でレベルわけしてくれたので、その部屋に1番必要なレベルの遮光カーテンを選べばいい。
ここからは「どれぐらいのレベルが必要かわかりません!」という人にもわかりやすく、どの「目的」が大事なのか?がわかるように説明していく。
きっとあなたの部屋に1番必要な「遮光レベル」が決まるはずだ。
ニトリ【遮光カーテン】|目的①”寝ること”をどれぐらい重視したいのか
いまあなたに遮光カーテンが必要な部屋が「寝室」としての役割があるならば「眠りのためにどれだけ遮光が必要なのか」を決めてほしい。
この写真はニトリの店内にある遮光レベルの違いを示したものだ。
遮光レベル0~2のように数字が低いと
「外の灯りが差し込んで眠れない…(夜)」
「まだ寝ていたいのにもう外が明るい…(朝)」という困りごとが発生する。
「ぐっすり寝たいからレベル4か5かな」
「朝日で目覚めたいからレベル1か2ぐらいかな」といったあなたの好みがあるはず。
さぁあなたの眠りに必要な遮光レベルのどれぐらいですか?
0~5の6段階レベルのどれぐらいが許容範囲なのかを選んでみてほしい。
休日は午前10時過ぎまで寝たいのでレベル4か5派の筆者
ニトリ【遮光カーテン】|目的②”防犯とプライバシー”をどれぐらい守る必要があるのか
次の質問だ。
「窓の外からどれぐらいなら”見えても”いいですか?」
そう、こちらのニトリの写真は「どれぐらい家のなかの人影が外からわかりにくいか」の防犯やプライバシー面の違いを示しているんだ。
さっきの目的①で「朝日で目覚めたいからレベル1かなぁ」と思った人。ホントにレベル1の透け透け具合で大丈夫ですか?
女性・男性・子ども・大人を問わず物騒なこの世の中にホントにレベル1で大丈夫ですか?
ちなみに1人暮らしを始める学生の両親にこの説明をするとだいたいレベル2以上を探すようになる。
そりゃそうだよ。知らない土地で生活を始める子どもがレベル0で暮らしてたら心配になるさ。
さぁあなたの部屋にとってのプライバシーはどのレベル以上が必要ですか?
19~23時ごろまで目の前に人通りがある我が家はレベル3以上が必須
ニトリ【遮光カーテン】|おすすめの遮光カーテンはあなたにとって必要な遮光レベル?
目的①寝るための遮光レベル、目的②プライバシーのための遮光レベル、それぞれ好みは出ただろうか?
ここで1度ニトリで売れている遮光カーテンを見てみよう。
売れているものが「あなたの部屋にとってもピッタリがどうか」が見えてくるはずだ。
「遮光レベル5」と「遮光レベル2」の人気カーテンをそれぞれ調べてみた。
あくまで遮光について触れている内容だけピックアップしてみたので参考にしてほしい。
ニトリ【遮光カーテン】|口コミ(遮光レベル5)
まずは「遮光レベル5」のスプールというカーテンの口コミだ。
スプールはよく売れますよ。
デビューしてから上位にくること多いですね。
ネットのランキングは順位の入れ替えが激しいので、店員さんにも売れ筋を確認してみるが人気のカーテンで間違いないようだ。
遮光力がすごい
生地の質感と色が気に入ってチョイスしました。狭い部屋ですがよく馴染んでいます。スキマブロックは使用していませんが遮光力がスゴイので、明るさに気づかずに朝が来ます。
nitori-net.jp
遮光にバッチリ
我が家はほぼ真っ暗じゃないと寝付けない人間ばかりで、遮光度の高いカーテンを探しておりましたが、これはバッチリ遮光されます。朝も昼もカーテンを閉めていればほぼ夜状態。
nitori-net.jp
スプールは樹脂コーティングによる遮光なので遮光性がとても強く「視聴覚室の暗幕みたい」なんて口コミもあった。
筆者も樹脂コーティングのカーテンを使ったことがあるが、日中でもかなり暗くなるので完全に外界をシャットアウトして眠り続けたい人にスプールはとてもおすすめできる。
→遮光レベル5のスプールをみるニトリ【遮光カーテン】|口コミ(遮光レベル2)
続いては「遮光レベル2」のスロウというカーテンの口コミをまとめてみる。
スロウは安定して売れますね。
デビューしてから5年以上経ってるので定番モデルです。
グレーやピンクの色違いもあって価格も安いためよく売れていくのだとか。
思ったよりも明るい
引っ越しに伴い店頭で購入しました。今回購入したグレーは白い壁紙に馴染み圧迫感も感じられずスッキリとした感じがします。以前はカーテンもベージュでナチュラルな家具で統一していましたが、グレーのカーテンが思いのほかしっくりとしていて気に入っています。遮光2級は日中カーテンを閉めていても室内は思ったよりも明るいです。
nitori-net.jp
そこそこの遮光
寝室のカーテン120cmを購入して、落ち着いたグレーとキラキラのラメ糸に引かれリビング用にも購入しました。 一応夏用カーテンで購入しましたが部屋が広く見えると家族から好評です。 南向きの部屋ですがそこそこ遮光性はあります。
nitori-net.jp
スロウは黒い糸を生地のなかに忍ばせて遮光にするタイプ。
それなりの光の入り具合だとコメントしている人がやはり多い印象だ。
→遮光レベル2のスロウをみる他のカーテンについても口コミをいくつか見てみたが、遮光レベルの表示をみている人で「こんなはずじゃなかった…」となっている人はいないようだった。
ちゃんと細かく分けてくれてるので、しっかり自分に必要な遮光レベルを見れば後悔しないのは間違いなさそうである。
ここまで読んでくれた方も「眠り」と「防犯」の目的がどれぐらい必要なのかを選べるようになったはずだ。
ぜひ自分の部屋に必要な遮光レベルのカーテンを選んでいってほしい。
ニトリの遮光カーテンをお得に買うなら店舗よりも楽天市場内ニトリで
ニトリで遮光カーテンを買うときに1番お得なのは「楽天市場内のニトリで買うこと」だ。
実店舗やニトリネットで買うとポイント(しかもニトリのポイント)にしかならないが、楽天市場内のニトリなら楽天のキャンペーンが対象になるのでポイント以上は簡単に得ることができる。
ニトリポイントはニトリ店舗・ネットでしか使えないが、楽天ポイントは使える範囲が非常に広く圧倒的に便利。
保証もニトリ店舗で受けられる
さらにうれしいことに楽天市場で買ってもニトリの保証対象になるため、万が一不具合があったらニトリの実店舗に相談も可能である。
もちろん楽天ニトリやYahooショッピングニトリでの経由でも問い合わせ可能だ。
サービスの質が変わらないならポイント還元率を高い方を選ぼう。
楽天市場内のニトリとYahoo!ショッピングでどの遮光レベルのカーテンも購入できる。
それぞれいくらポイントが貯まるかは、⇩から確認することができるので一度見ておくことをおススメします。
→遮光レベル5のスプールをみる→遮光レベル2のスロウをみる
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