「温度調整できる掛ふとんっていいの?」
「1年中使えるってホント?」
気温が下がるにつれてこんな声が聞こえてくる今日この頃。
使って試すにはモノが大きいし、買うのをためらっている人も多いだろう。というわけでいつもの検証を始めていく。
この記事ではニトリの温度調整掛ふとんの仕組みとメリットデメリットについて解説していきます。
気になっている人の参考になれば幸いです。
ニトリ【温度調整】掛け布団|どんなふとん?
ふとんのなかの温度を眠りに適した温度に調整してくれる綿をつかった掛けふとんだ。
サイズはシングル、セミダブル、ダブル、クイーンとバリエーションがあり、価格は7,990円~16,900円の展開である。
なんの効果もないポリエステル綿の安いふとんと比べると、圧倒的に睡眠面で有利だし、羽毛ふとんほど扱いがデリケートでないのでメンテナンスもラクなふとんなんだ。
家庭用洗濯機でかんたんに洗えるのが大きいと思う。
ニトリ【温度調整】掛け布団|ふとんのなかの温度は28~32℃ぐらいがよい
布団ののなかの温度は28~32℃ぐらいを保つのが理想とされている。
できるだけこの温度のまま保ったまま朝の目覚めを迎えられれば言うことなし。
この「温度を一定にコントロールしてくれる」のが今回の「温度調整掛ふとん」というわけだ。
ニトリ【温度調整】掛け布団|28~32℃ぐらいにコントロール
じゃあどうやって布団のなかの温度をコントロールするのか?って話だが、その理由が布団の綿に使われている「セルソリューション」の繊維による効果なんだ。
この繊維のなかにミネラルオイルや植物オイルが含まれていて、温度の変化によって熱の吸収したり放出したりする仕組みになっている。
セルソリューションはドイツのメーカーが開発
一般的には聞きなじみがないと思うが、じつは寝具や衣服に使われて市販されている。
パジャマや枕に使われている商品を雑貨屋で見かけることもできるぐらい、割と身近な繊維なんだ。
詳しく確認したい人はこちらの企業サイトをご覧いただきたい。
日本の正規代理店が日本語で紹介してくれているのでわかりやすくなっている。
布団のなかが暑いときは熱を吸収
ひとことで言えば「ムワっとしたときに涼しくなろうとする」といったところだ。
部屋の温度と体温の熱によって「理想の28~32℃」を上回ってしまったと仮定しよう。
そうすると繊維のなかのオイルが液体に変わり熱を吸収してくれる。
その結果布団のなかの温度が下がり、28~32℃に近づこうとするわけだ。
布団のなかが寒いときは熱を放出
こちらもひとことで言えば「ちょっと肌寒いときに暖かくなろうとする」といった感じだ。
春先や秋口に肌寒さでふとんのなかが「理想の28~32℃」を下回ってしまったと仮定する。
すると今度は繊維のなかのオイルが液体から固体に変化し、溜めていた熱を放出してくれる。
その結果布団のなかの温度が上がり、28~32℃に近づこうとするわけ。
…人類の英知ってすごいよな、と率直に思う。
ポリエステル綿や羊毛綿には温度の調整機能はない
値段の安い布団素材でおなじみなのが「ポリエステル綿」や「羊毛綿羽毛ふとん」だ。
だがこちらは温度調整の機能はない。
なので夜の冷え込みがあったときはポリエステル綿や羊毛綿のふとんだけでしのぐのは厳しいことが多い。
羽毛ふとんには温度調整に似た効果がある
羽毛はダウンボールが縮んだり、大きく広がったりすることで温度の調整をしてくれる。
軽くて暖かくて羽毛は寝具として最高級の素材だ。
だが金額は高くなるし、なにより洗濯に気をつかうのでメンテナンス面で劣る。
ニトリ【温度調整】掛け布団|春と秋はこの布団1枚で乗り切れる
さてそんな化学の発展により生み出された温度調整掛けふとんだが、結論からいうと「春夏秋はそのまま、冬はアレンジが必要」で1年中使えるふとんと言える。
暑くなったり寒くなったりと気温の変化が激しい春と秋に活躍をしてくれるところが素晴らしいからこそ売れているのだと思う。
冬は毛布を1枚を上乗せ&予熱
さすがにこの分厚さではふとん越しからくる冷気を防げないので、掛けふとんの上に薄手の毛布を1枚かけよう。それで冬は乗り切れる。
Nウォーム毛布で1番薄いタイプと組み合わせるのがおすすめ。
ふとんに入ったときのヒンヤリ感が苦手なら、寝るまえに電気毛布や湯たんぽであらかじめ温めておくと足元がポカポカで嬉しい。
ニトリ【温度調整】掛け布団|寿命は洗濯機の使い方による
そんな便利な温度調整掛けふとんだが、どれぐらいの寿命なのか?
セルソリューションの繊維のなかのオイルが気化して無くなってしまうことはないので、温度調整の機能がなくなってしまう心配はない。
となれば普通の綿ふとんと同じく「綿がちぎれるような強い洗濯をしない」「なかの綿が片寄らないように平干しをする」といったことで寿命は伸ばせられるんだ。
大事に使えば5~7年以上はじゅうぶんな性能を維持したまま使い続けられると言える。
「温度調整がされてないのかな?」と感じたときは中綿が縮んだり、ちぎれてしまったりしたときなので、それを買い替えのタイミングと判断しよう。
洗濯ネットに入れて洗濯機で洗える
30℃以下の水で弱洗いであれば、家庭用の洗濯機で洗うことができるのでクリーニング店に出す必要はないのが嬉しいところ。
ただし洗濯ネットには必ず入れよう。ネットに入れないと中綿が片寄ったりして寿命が縮んでしまう。
⇩こういった大きめの洗濯ネットがラインナップしてくれてるのも嬉しいところ。
こんな大きな洗濯ネットは100均では売っていないので今持っていないなら買っておくと大物の洗濯時にも使えるのでなにかと便利だ。
ニトリ【温度調整】掛け布団|口コミや評判は?
セルソリューション繊維を使った温度調整掛けふとんが誕生して10年以上経つが、口コミや評判はいかほどだろうか。
このタイプが発売されてから3枚目になります。 最初は1枚だけ購入して試して見て良かったので家族用に買い足し今回はたまに来る娘用に購入しました。 軽すぎず重すぎずかけ心地も肌触りも好みです。洗濯できるところが良いですね。
引用元:nitori-net.jp
冬場は高い羽毛の掛け布団を使っていましたが、夏場には掛け布団を薄手の物に替えて収納場所にも困っていたので温度調整をしてくれて一年中使える掛け布団にしてみました。実は娘の家で泊まる時は毎回この掛け布団を使用していて買い替えるならこれだと決めていました。冬場でも1枚で寝られ(雪の降りにくい地方在住)夏に冷房の部屋で寝る時も快眠です。温度調整をしてくれて一年中快適な睡眠ができます。収納の布団が減った事も気に入ってます。
引用元:nitori-net.jp
商品到着して思ったのがこの言葉でした。二日かけて放置、厚さもこんな感じなんだと若干のがっかり感があったのですが使用してビックリ、そんなに厚く無いのに暖かいんです。 10月19日冷え込みましたが、毛布かけなくて朝まで眠れてました。もう少ししたら毛布もいるかもですが今は要らないです。買って良かった、重い布団が嫌で温かいのが良い人はお勧めです。 ただ掛け始めはちょっと寒いかも、少し布団に自分の体温が移ってくるまでの辛抱です、朝まで暖かく眠れます。
引用元:nitori-net.jp
構造上底冷えのひどい部屋というのもありますが、冬は流石にこれ1枚では厳しいです。 冬用の掛ふとんカバーや他のグッズ(電気敷毛布または湯たんぽなど)で暖かさを補う必要がありました。
掛ふとんを複数枚持つよりは収納場所に困らず済むので気に入っています。
引用元:nitori-net.jp
公式サイトの口コミは2023年9月時点で115件で★4.2。
やはり薄手のわりに暖かさが確保できていることを喜ぶ声が多い印象だった。
またふとんが薄いので身体への圧迫感が少なく、呼吸もラクに眠れる効果を体感している人もいるようだ。
反面デメリットは「冬にこれ1枚では…」「かけ始めは寒い…」といった真冬の寒さについて挙げている人がチラホラといったところ。
この点は毛布、湯たんぽ、電気毛布といったアイテムで補うことができる。毛布を使うにしても薄手のもので十分なので、寝具が収納を圧迫しないのも強みではあると思う。
温度調整掛けふとんをお得に買うなら店舗よりも楽天市場内ニトリで
温度調整掛け布団を買うときに1番お得なのは「楽天市場内のニトリで買うこと」だ。
実店舗やニトリネットで買うとポイント(しかもニトリのポイント)にしかならないが、楽天市場内のニトリなら楽天のキャンペーンが対象になるのでポイント以上は簡単に得ることができる。
ニトリポイントはニトリ店舗・ネットでしか使えないが、楽天ポイントは使える範囲が非常に広く圧倒的に便利。
保証もニトリ店舗で受けられる
さらにうれしいことに楽天市場で買ってもニトリの保証対象になるため、万が一不具合が出たらニトリの実店舗に相談も可能である。
もちろん楽天ニトリやYahooショッピングニトリでの経由でも問い合わせ可能だ。
サービスの質が変わらないならポイント還元率を高い方を選ぼう。
楽天市場内のニトリとYahoo!ショッピングで今回の【温度調整掛け布団】は購入できる。
それぞれいくらポイントが貯まるかは、⇩から確認することができるので一度見ておくことをおススメします。
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