ニトリで売れ筋の電動ソファー「Nビリーバ」。
ニトリの店内を見ると座って試しているお客さんをしょっちゅう見るし、実際にソファーランキングでも常に上位にランクインするとか。
接客しなくても勝手に売れてしまうレベルの商品でして…。
ウチの会長が肝いりで作っただけあるな、って感じです。
なんとあの似鳥昭雄会長みずからタクトを振るったソファーだったとは知らなかった。
ただ、それほど人気ではあっても10万円近い金額を出すのだから慎重に選びたい人が多いでしょう。
そこでこの記事は「ビリーバの口コミってホントなのか?」を検証し、ついでにメリット・デメリットも暴いていこうというスタイルでお届けしたい。
検討している人の助けになるのでぜひ最後までご覧ください。
インテリア販売員の育成が本業の筆者による
じっくり解説です。
ニトリのNビリーバ|どんなソファー?
「ビリーバ」とはニトリが誇る電動でリクライニングするソファーである。
初代は「ビリーバー」という名前で登場し大大大ヒット。何度かモデルチェンジをくり返して現在は「Nビリーバ2」という名前がついている。
筆者が10年以上前から確認してる範囲だけでも、すでに4〜5回にわたり改良が繰り返されており「ソファーに座ってくつろぐ」という目的だけなら、日本で販売されている電動ソファーで1番コスパが高いと思う。
ニトリのNビリーバ|革・布・サイズ、色も選べる
1番の売れ筋は店舗でも目立つところに置いてある「本革の3人掛けモデル」だ。
素材は本革、厚革、合皮、布の4つから選べて、それぞれ色違いがある。
サイズは1人用、2人用、3人用がラインナップ。
3人用のみ真ん中の背もたれがテーブルに変わるようになっていて、飲み物やちょっとした食べ物まで置けるスペースに早変わりする。
サイズ | 1人掛け | 2人掛け | 3人掛け (テーブル付) |
本革 | 79,900円~ | 119,000円~ | 149,000円~ |
厚革 | 89,900円~ | 149,000円~ | 189,000円~ |
Nシールド 合皮 (抗ウィルス) | 69,900円~ | 109,000円~ | 129,000円~ |
布 | 59,900円~ | 99,900円~ | 119,000円~ |
ちなみに今回は1番売れているらしい「本革モデルの3人掛け」をメインに解説していく。
ニトリのNビリーバ|革の品質やクッションのスペック
まずは座り心地を左右する「革」の品質はどれぐらいなのか?
そしてクッションはどんなものなのか?検証していく。
革の質は中の上|厚革モデルは1ランク上
革の肌触りの良さはなかなかによい。
ニトリのラインナップの中ではTOP5に入るかな、というレベル。
汚れの付きにくくお手入れがラクな顔料仕上げだが、充分柔らかい肌触りに仕上がっているので日常生活で不満を持つ人はいないだろう。
厚革モデルは耐久性と肌触りもアップ
革がぶ厚いとシワになりにくいという耐久性でのメリットがある。
そのため長い間パリッとした見た目をキープしてくれる。お部屋のキレイさを保ってくれるのは嬉しい。
さらに革表面の肌触りの良さがとてもよくなるセミアニリン仕上げなので、冗談抜きに赤ちゃんのほっぺ並みのしっとり感を味わえる。
革の柔らかさを保ったまま色を染める手法(セミアニリン仕上げ)のおかげだ。
つまり厚革モデルは3〜4万円の差額で「長い間キレイな見た目で使えて肌触りもめちゃくちゃ良いソファーになりますよ!」という位置付けになる。
革ソファーにシワがついてクタっとした感じになるのが嫌いな人は厚革モデルがおすすめだ。
1枚革ではないツギハギの革
革はツギハギがない1枚革の方が耐久性が高くなるが、ビリーバは残念ながら1枚革ではない。
長期間使用すると、ミシンの縫い目のところやツギハギした革のシワが目立ってくる。
せめてもの対策で座るところの縫い目はダブルステッチにしてあるので、革が破れたりはしないだろう。
座面のクッション性はとても良い|ニトリ会長肝いりの座り心地
座面はお尻が痛くてならない柔らかさになっていて、寝落ちしちゃっても全然お尻がしびれない。
長時間のフライトでもくつろげる「ファーストクラスのシート」を目指して開発されたのがよくわかる。
座面はピュアウレタンで高い耐久性がある。
「柔らかいんだったらヘタりやすいの?」と心配な人も安心してほしい。
コスト重視の再生ウレタンではなく、ヘタリにくさに優れたピュアウレタンが使われているので、そこら安いソファーとは段違いの耐久性がある。
※安いソファーはリサイクルされた再生ウレタンを使う。価格は下がるがヘタりやすい。
背もたれはリラックス重視の3段クッション
背もたれはリラックス度を優先した3段クッションになっている。
3段にわけることで①首 ②背中 ③腰にすき間なくピッタリ支えることができて、痛みが起きずにくつろげるという寸法だ(その分見た目2段クッションと比べて野暮ったくなる)。
背もたれの寝心地は最高
背もたれのクッションもフワフワで身体がとてもラク。
その秘密はクッションの下にあるウェービングベルト(伸び縮みするベルト)。
伸び縮みしながら背中と腰を優しく包むので、まさしく寝落ちのために作られたような「座面」「背もたれ」といえる。
疲れた日はビリーバに飛び込んでフルでリクライニングしてみて。寝るぞ。
ニトリのNビリーバ|使い勝手は最高によい
さて「座り心地」「寝心地」「耐久性」は問題ないことがわかった。
次は電動のメカや使い勝手はよいのか検証していく。
電動の動きはとても静かでスムーズ|電動にも5年保証の安心感
ひじ掛けの側面にあるボタンを押すとリクライニングする仕組みだが、作動音はとても静かだ。
ひと昔前の「ウィーーーン!!!」というフォークリフトのような騒音は改善されている。
さらに革同士がこすれる際に音が出る電動ソファーが多いなか、こちらはそんな音は鳴らないのも嬉しい。
※安い電動ソファーは「ズリズリズリ・・・」という生地が擦れ合う音が発生しやすい。
前にせり出すコンパクトさ|背もたれスペースはわずかでよい
後ろにせり出さずに前に座面と背もたれがスライドしていくリクライニングになっているため、背もたれ側と壁は10㎝離すだけでよい。
収納されたフットレストも飛び出してくるので、オットマンだけの収納スペースがいらなくて済む。
このおかげで部屋の中のスペースが有効に使えるのは嬉しい。
USB電動ポート付き|スマホの充電をスマートに
リクライニング操作のボタンにUSBポートがついているので、ソファーでくつろぎながらスマホの充電が可能だ。
座っているところのすぐそばから充電できるのがポイント。
壁の遠いところから延長ケーブルを引っ張ってこなくていいんだ。
電力が計測できるUSBケーブルを使って店舗のビリーバを含む電動ソファーすべて試してみたところ、どれも4Wぐらいの数値だった。
ノートPCやデスクトップPCで充電するときが2Wぐらいなので、必要十分な充電ができるだろう。
★ドリンクポケット付きの隠しテーブルが便利
これは他社でも取り入れられてるが、以前はくぼみにコップを置くスタイルだったので安定感がなく、コップが倒れそうで心配だった。
今度は深めのホルダーなので転倒しない安心感がある。
ホルダーに入らなくてもテーブル自体が水平なので問題なく置ける。
ニトリのNビリーバ|メリット3選
最後のまとめとして他の電動リクライニングソファーと比べて、ニトリのビリーバが優位になっている点を3点挙げたい。
メリット①|身体がラク(トップクラス)
市販の電動リクライニングソファーの中ではダントツにクッション性能が高い。
「くつろぐ」「リラックスする」を目的にするならば死角がない。
このソファーで長時間映画を見たときの身体の楽さは、ヘタなブランド価値を付けた30万円レベルの電動ソファーよりも優れている。
ソファーに癒しを求めているならビリーバは1番の選択肢になり得る。
メリット②|隠しテーブルの使い勝手は最高
何だかんだでこのテーブルは最高に使い勝手がいいんだ。
想像してみて欲しい。
テレビやスマホで動画・映画を見るとき、SMSを見ているとき、つい飲み物を飲んだり何か食べてみたりしないだろうか?いやするだろう。
Amazonプライムやネットフリックスで映画を見ながらポテチをつまみコーラを飲む。控えめに言って最高じゃないか!
自分の欲望を快適に満たしてくれる、それがこのテーブルの良さだと断言したい。
メリット③|電動メカも5年保証
ビリーバ自体に5年保証がついていて、電動メカ部分まで対象なので安心だ。
電動やリクライニングなどの「動くメカニズム」にまで5年も修理保証してくれるのは規模の大きい商売をしているニトリの強みだと思う。
他社の電動ソファーではソファー本体は5年保証で電動メカ部分だけ1年保証が多かったりする(もしくは延長保証が有料オプション扱い)。
ニトリのNビリーバ|デメリット3選
公平にジャッジして欲しいのでしっかりデメリットも挙げておく。
参考にして欲しい。
デメリット①|座面と座面の間には座れない
座面ひとつひとつが腰やお尻を包み込む「バケットシートタイプ」にしているので、座面と座面のすき間には座れない。
「疲れたぁぁぁ」といいながらボフッとソファーにダイブすることはできないので注意されたし。
どんなに疲れてても座面に座って「ウィーーーン」とリクライニングするまで待たなければいけないのだ。
デメリット②|オシャレなデザインではない
残念ながらビリーバはオシャレ感がない。
リビングのインテリアの主役というには役不足である。
「カッコいいソファー」ではなく、どちらかというと「身体をほぐすソファー」に近い見た目だ。
リビングにビリーバを置いたら「絶対カッコいいお部屋になる!」とはならないので注意しよう。
デメリット③|座面の革は巾継ぎ(丈夫な1枚革ではない)
座面の革は1枚革ではないので「良い見た目が長くは続かない」のは残念なポイントだ。
長年使っているとどうしてもツギハギしたところの劣化が目立ってしまう。
その点写真のジャファーのような高価格モデル(レザーセレクトシリーズ)は座面を1枚革にしているので耐久性が高く、見た目の劣化も感じにくい。
高いモデルとの違いはこういった点にある。
革のお手入れが不安な人はこちらの記事で「革ソファーのお手入れ」を解説しているので、合わせて見てもらうといい。
ニトリのNビリーバ|口コミはどんな感じ?
購入した人はビリーバの使い勝手や特徴を実感できているのだろうか?
公式サイトの口コミを洗い出してみる。
電動リクライニングも静かで丁度いい角度まで下がるのでつい眠りに入ったりしてしまうくらい楽なソファーだと思います。
nitori-net.jp
ちょうどいい包まれ心地で帰宅後にちょっとくつろぐつもりが寝てしまうこともあります。
真ん中をテーブルモードにして飲み物片手にカウチポテトが本当に気持ちいい! ビジネスクラス✈️位にはフラットになるので友人が来た時はベッド替わりにもなっています。 リクライニングができるものにしては背面の空間も15cm程度なので後ろはデッドスペースが少ないのもナイスです。
リクライニングの可動部分の掃除がちょっとやりにくいのが唯一の残念ポイントです
nitori-net.jp
ひとつ残念なのは、リクライニングが背もたれとオットマンと分かれていないこと。背もたれだけを単独で倒すことができないので、立ち上がる時にいちいちリクライニングを戻さないといけないのが、面倒でした。ですが、それにも勝るゆったり感を感じさせてくれる良い商品だと思います。あまりの心地よさに、初日は映画を観始めて15分くらいで寝てしまいました。
nitori-net.jp
この値段でリクライニング付きでらくらく。取り替え前は家族で1人が寝そべると他が座れなかったけど、リクライニングのお陰で2人は伸び伸びと座れる。
nitori-net.jp
やはり座り心地やリクライニング時の寝心地には満足している人が多い印象。
寝落ちしちゃう人が多いのは大いに納得。
電動ソファー特有のデメリットである「掃除の手間がかかる点」と「背もたれだけリクライニングできない点」を挙げている人もいた。
背もたれとフットレストが独立してリクライニングするモデルを探している人は、もう少し高額なモデルになることを覚悟しておこう。
ビリーバをお得に買うなら店舗よりも楽天市場内ニトリで
ニトリの大型家具を買うときに1番お得なのは「楽天市場内のニトリで買うこと」だ。
今回の【Nビリーバ2本革ダークブラウン3人用】を実店舗やニトリネットで買うと1,354ポイント(しかもニトリのポイント)にしかならないが、楽天市場内のニトリなら楽天のキャンペーンが対象になるので4000ポイント以上は誰でも簡単に得ることができる。
ニトリポイントはニトリ店舗・ネットでしか使えないが、楽天ポイントは使える範囲が非常に広く圧倒的に便利。
さらにうれしいことに楽天市場で買ってもニトリの保証対象になるため、万が一不具合が出たらニトリの実店舗に相談も可能である。
サービスの質が変わらないならポイント還元率を高い方を選ぼう。
楽天市場内のニトリとYahoo!ショッピングでNビリーバは購入できる。
それぞれいくらポイントが貯まるかは、⇩から確認することができるので一度見ておくことをおススメします。
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