この記事では「貯金50万円で毎月1,500円のおこづかいを生み出す仕組み」のために【具体的に投資した企業】と【なぜその企業を選んだのか】を紹介します。
配当金がもらえる投資をやってみたいけど
どの企業の株を買えばいいのかわからない・・・
こんな悩みの方もいらっしゃると思います。自分が始めたときもその状態でした。
今の世の中、投資に関する情報を発信する人が多すぎて自分の判断力を育てるのが非常に難しいです(しかも人によって考えが違う)。
さまざま意見を自分なりに取捨選択し、相場の値動きに身をゆだねながら作ったルールです。
これから配当金狙いで分散投資を始める方の参考になれば幸いです。
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筆者は【SBIネオモバイル証券】で超少額の分散投資をしています。
月の売買の代金合計が50万円までであれば月額220円(さらに毎月Tポイント200円)で少額からの分散投資が可能なため、私のように数十社に分散するのであれば、非常にコスパのよい証券会社と言えます。
どの企業・銘柄の株を買ったか
上記画像が実際に筆者が投資している62社です。
世間一般的に知名度の高い企業(三菱商事、三井住友FG、オリックス、KDDIなど)にも投資しています。
企業・銘柄選びの基準
この62社の全ての企業が「自分の投資ルール」を完全に満たしているわけではありませんが、どういった理由でこの企業を選んだのかを解説します。
株価が配当利回り4%以上のときに買う
買ったときの株価に対していくら配当金が出るのかを示すのが「配当利回り」という指標です。
一般的には3%を超えてくると高配当株とされますが、私は配当利回りが4%以上になったときの株価で購入するようにしています。
理由はシンプルにおこづかい(配当金)がいっぱい欲しいからです笑
冗談はさておき、実際に配当金がもらえる段階では税金で約20%引かれます。
税引き後3%以上になるようにしていくときの目安として、4%がちょうどいい目安になると考えたからです。
ちなみに業界1位の野村証券が運用している高配当ETF(株詰め合わせパック)の配当利回りが4%を基準としているので、それに負けないようにしたい私の決意の表れでもあります。
4%以下で購入している企業は株価が下落したときに買い増す
そう言っておきながら、配当利回り4%以下で買っている企業もいっぱいあります(上表参照)。
私は「これらの企業に投資していくリスト」を作ることから始めたかったので、利回りが4%以下でも少額だけ購入しました。
『利回りが低いときに買いたくない!』と思うのであればネオモバの「お気に入りリスト」に登録しておいて暴落時に購入するスタイルでも問題ないです。
業績(売上、利益)が伸びているか
かなり重要な指標です。
上のグラフは皆さんご存じKDDIの売上高と営業利益ですが、キレイに右肩上がりになっているのがわかります。
今後も安定して株主に配当金を出していけるかどうかは、本業のビジネスが成長していくかにかかっています。
また毎年売上も利益も伸び続けている企業は配当金も年々上昇していく可能性が高いです。
この業績に支えられKDDIは19年連続で配当金増配を達成していて、20年連続もほぼ確実視されている超優良企業です。
「売上高」「営業利益」「配当金」が3つ揃って上昇傾向にある、というのが理想中の理想です。
安定したビジネスモデルか
先ほどの「売上高」や「営業利益」が安定or上昇するためには、安定したビジネスモデルでないといけません。
不況や流行り廃りで簡単に崩壊してしまうようなビジネスモデルの企業には安心して大事なお金を預けておけないですよね。
KDDIに代表される携帯電話の情報・通信会社の売上・利益は携帯電話利用者の月額料金で支えられています。
不景気になってもいきなり携帯電話回線を解約する人は少ないですので、収益も低下しにくいわかですね。
同じ理由で”花王”など日用品を扱う企業も不況であっても大きく影響を受けにくいです。シャンプー、洗剤などのケア用品は生活している以上は必須ですからね。
それに対して自動車メーカーなど不況で買い控えが起き、一気に売上・利益が減少する企業は配当金も下げることがあり安心して株を保有しておくことができないため私はおススメしません。
不況やトラブルに耐えられる企業体力があるか
自己資本比率40%以上
目安にしているのは「自己資本比率」が40%以上あるかどうかです。
自己資本比率が高ければ、負債(=借金)の割合が少ないということになるので、不況などの不測の事態に持ちこたえやすくなります。
銀行やリース業界は5~20%でも特段気にしなくても良いですが、自己資本比率は高いにこしたことはありません。
赤字企業の平均はー4%、黒字企業の平均は27%とされています。
自己資本に対して剰余金に余裕があるか
剰余金は「企業が生み出した利益を積み立てたお金」です。
内部留保として蓄えておく場合もあれば、会社の成長のために設備投資に回されることもあります。
例えばコロナ渦で従業員へのねぎらいとして特別支給金を出す企業もありましたが、こういった積み立てておいたお金があるからこそできる芸当です。
余裕があるにこしたことはありません。上の画像の企業はこれまたKDDIのものです笑
4兆円の余剰金を築けるほどビジネスモデルや企業運営が優れていることがわかります。
商売上手かどうか
単に売上高や営業利益が高いだけでなく、効率よく利益を生み出しているかを確認できる指標があります。
ROE(自己資本利益率)が8%以上か
自己資本に対してどれだけの利益をあげているか?を示す指標です。
平たく言えば「自分たちの持っているお金でどれだけ利益を出したか?」という商売のうまさを表しています。
業種によって目安や平均にバラつきがありますが、8%以上あれば「商売上手」とされています。
ROA(総資産利益率)5%以上か
今度は自己資本に借入金を含めた全ての資産を使ってどれだけ利益をあげているか?を示す指標です。
こちらも商売のうまさを表していて、5%以上が「商売上手」とされています。
どちらの指標で見てもKDDIは非常に優秀であることがわかりますね。
セクター別で分散ができているか
私の投資している日本企業のセクター別割合の円グラフです。
企業の数は分散できていたとしても、特定のセクターに偏っているとセクター自体に不況がくると丸ごとダメージを受けます(株価下落、配当金減配)。
そのためひとつのセクターを多くても15%程度にしておくのを目安としています。
景気で株価・配当金が上下しやすいセクター
集中に注意したいセクター
・自動車・・・・新車が売れなくなり業績が下がる
・金融・・・・・新規の融資が減り業績が下がる
・電気機器・・・一般消費者向け、企業向けどちらも売上が低迷する
上記セクターはダメ、というわけではなく、偏り過ぎないようにしておくことが大事です。
景気に左右されやすい三菱商事や三井住友銀行は「配当は減らさないことをベースに業績がいいときは増配する方針」を打ち出しているので、配当狙いの投資家には人気の銘柄です。
それでもこの2社も不況で株価はガッツリ下がるので、集中投資にならないよう注意した方がベターです。
景気に株価が影響されにくいセクター・企業
株式投資界隈では不況や〇〇ショックで株価の下落しにくい企業の株を「ディフェンシブ銘柄」と表現します。
こういったセクターの企業を組み込んでおくと、不況や暴落で銀行や総合商社の株価が下落したときに資産全体が目減りすることを防げます。
組み込んでおきたいセクター
・情報通信・・・携帯など消費が冷え込んでも解約されないサブスク系
・食料品、医薬品・・・生きる上での生活必需品、一定の需要は見込める
・サービス・・・インフラのメンテナンス等不況でも受注が見込めるもの
※これまでは電力会社やJR各社もディフェンシブな銘柄とされてきましたが、SDGsなどの環境問題やコロナ渦による移動の制限で業績が落ちて株価も下落しています。
企業選びに使うツール
私自身が使っているWEBサイトやツール、アプリをまとめました。
今から配当金狙いの投資を始めるのであれば、使って損はありませんので一度ご覧ください。
まとめ
最後に高配当株投資のポイントをまとめます。
- 配当利回り4%で買う(自分基準でOK)
- 売上高、営業利益が上昇傾向
- 自己資本比率40%以上
- ROEが8%以上
- ROAが5%以上
- 1つのセクターに資産を偏らせない
- 景気に左右されやすい銘柄の比率を抑えめにする
まずは色んな人の意見を取り入れつつ、相場の値動きに慣れながら自分なりの投資ルールを決めていくのがおススメです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
あなたのおこづかいアップに繋がっていけば幸いです。
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