コロナショックによる株価暴落とリベ大YouTubeの影響もあり、自分の友人や同僚たちにも高配当株投資をしている人が目に見えて増えてきた。かくいう自分もコロナ暴落の後の2020年11月から日本株の高配当株投資を始めてようやく1年が経とうとしている。今回はこの1年でポートフォリオや方針の変化、どんな教訓を得たかを紹介したい。
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現状の投資額は65銘柄に815,104円
2020年5月にネオモバ少額分散投資の記事を書いたときは62銘柄で50万円ほどだったので、半年間でチビチビ安月給の中から30万円ほど買い増ししている。
特にここ3か月ぐらいは分散を意識するよりも、配当利回りと増配の気配を意識して買うことが多かったように思う。
始めて半年のポートフォリオはこちら
買い増しのメインは武田薬品工業、三井住友FG、電源開発
いずれも配当利回り4.5%以上のときに買い増ししている。
銘柄コード | 会社名 | 配当利回り | 買い増し理由 |
---|---|---|---|
4502 | 武田薬品工業 | 5.39% | 治験中断による株価下落も 12年連続180円配当を信じる |
8316 | 三井住友FG | 5.93% | 塁審配当施策の会社 利回り高くPBRも割安 |
9513 | 電源開発 | 4.66% | 配当性向はそこそこ余裕 ほぼ減配しない |
武田薬品工業は売上見込み4,400億円規模の睡眠障害の新薬の治験中断、という悪材料による株価下落に合わせて買い増し。2009年からずっと「180円絶対払うマン」と化しているのでそれを信用した。自社株買いの発表もあったが、11月の今現在は含み損状態なので株価が回復すれば自分の狙い通りになるが果たしてどうか。
三井住友FGは安心の「塁審配当施策であること」「他社の金融系銘柄が好調で増配ラッシュだったこと」を理由に買い増し。結局決算で2度目の増配を発表してくれたためニヤニヤが止まらない。まぁ11株しか持ってないんだが。
電源開発は電気エネルギーを取り巻く環境の先行きが見通せないので悩みどころだったが、「10年以上減配がないこと」「直近の10年間の配当性向が65%を超えたことがない」ことをみて20株だけ新規に組み入れた。このまま減配なしで続いてくれることを願う。
保険セクターは東京海上ホールディングスに一本化
過去のボラティリティ(値動き)が激しいセクターなので、シンプルに時価総額が一番高い東京海上ホールディングスに一本化した。
SOMPOホールディングス、MS&AD、第一生命ホールディングスは全て売却して、安心(?)の東京海上にだけ集中することにした。
年間の配当金は36,930円見込みで配当利回り4.53%
そんな甲斐もあってか配当利回りは4.33%→4.53%に上昇し、月あたりの配当収入が1,500円→3,000円弱に増えた。もちろん毎月配当金が振り込まれるわけではなく年間総額を12か月で割っただけなのだが、「おれは月々3,000円の不労所得が入ってくるんだぜぇ」と思っている方が、自分としてはメンタル的に安定が得られるのでこんな表現にすがっている。
とはいえ毎月の家族との外食時に少し金額に対するハードルが下がったのは心のゆとりが生まれている証拠だと思う。これからも積極的に買い増しして「おれは月々5,000円の…」と心の拠り所をアップデートしていきたい。
株価上昇よりも増配のニュースが嬉しい
毎日スマホでYahooニュースやNewsPicksを見ているが、今は毎晩「株探」で決算速報を見る習慣がついた。株式の相場情報や企業が配信する情報に対して敏感になったように見えるが、1番欲しているのは「増配」、つまり配当金を増やすと企業が発表した情報である。
当日の決算発表が出そろうのは大引け後の15:00~17:00ぐらいなので、自分は仕事が終わって車に乗り込んだら、株探の決算情報を眺めて保有銘柄の増配ニュースがないかをチェックする。「増配」の2文字に目を見開かせ、仕事のストレスが吹き飛んだ体で帰路につく。これが決算シーズンのアクションだ。
含み損との付き合い方を決めとかないとメンタルがつらい
とはいえ日々ポートフォリオを眺めていて悲しくなることは多々ある。それが「含み損」である。
いくら業績が良くても株価が上がるとは限らないのが株式投資の難しいところで、「材料出尽くし」やら「機関の空売り」やら「公募増資」やらで、気づいたら含み益銘柄が含み損状態になってるとポートフォリオを見た瞬間に心拍数が上がる。
朝「え?なにこれめっちゃ下がってる」→昼「まだ下がってる…」→夜「下げたなぁ、まぁ明日リバウンドするかも」→翌朝「まだ下げるんかい!」となることもザラで、”8098_稲畑産業”や”9513_電源開発”の下落相場を眺めているときは、遅刻しそうなときに電車が緊急停止するぐらいメンタルがえぐられる。
実際に身銭を切ったからこその経験値は貴重
「実際に自分で銘柄を買ってみないと株の知識は身につかない」とよく言われるが、まさにその通りだと思う。企業が発表した情報や株価の値打ちに一喜一憂したからこそ、自分の心に感情込みで刻まれて経験値となっていくと改めて実感した半年間だった。損をするのが怖いなら体験代として払っても懐が痛まない少額で始めてみるべきだと思う。
今後の方針
- 朝・・・9:00に楽天証券アプリで日経全体と保有銘柄の動向をチェック
- 昼・・・ネオモバの後場引け締め切り時間13:30までに買い増すか決定
- 夜・・・ネオモバで保有銘柄の値動き、株探でIR情報チェック
今の投資銘柄65社の「配当利回りが4%以上になったときに買い増しをしていく」は変えない予定。
利回りが低くても購入した銘柄がいくつかあるが、今後は利回り4%ルールに引っかからない限り購入はしないようにしようと思う。待機銘柄のリスト化はネオモバアプリより楽天証券アプリの方が使いやすいことに気づいた。
Twitterで高配当株投資の現況報告している人は、配当管理アプリのスクショを貼るケースが多いが、正直自分みたいに銘柄数が多いと入力が手間なので今後はスプレッドシートのみで管理していくことにする。
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