「小窓に目隠しをつけたいが普通のカーテンでいいの?」
「普通のレースカーテンやカフェカーテン以外でないのかな?」
こんな人におすすめなのが【マグネットシェード】というフラットな目隠しレースだ。
「取り付けの楽さ」「使い勝手の良さ」「金額の安さ」どれを取ってもメリットが多いマグネットシェード。
今回筆者は自宅の小窓にレース生地のマグネットシェードを取り付けてみて、とても満足度が高かったので、レビューを兼ねてメリットデメリットを解説していく。
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マグネットシェードとは
カーテンと同じ生地で、マグネットが入ったバーで高さの調整ができるアイテムだ。
突っ張り棒があれば取り付けでき、DIYが苦手な人でもかんたんに取り付けられる。
マグネットの入った棒もかんたんに外せるので洗濯もラクラク。
ニトリで既製品が販売されているので値段もロールスクリーンやシェードよりかなり安い。
厚手生地とレース生地の2種類があるが、「目隠しのみが目的なら厚手生地タイプ」「目隠しと採光が目的ならレース生地タイプ」で選ぶといい。
マグネットシェードのメリット
ウェーブのある一般的なカーテンやカフェカーテンを避ける人の意見でよくあるのが「奥行がかさばるのがイヤ」というもの。
その点マグネットシェードはフラットな見た目で奥行は1~2㎝程度ととてもコンパクト。
突っ張り棒がつけられるならどこでもつけられる。
- ※ロールスクリーンやシェードの場合
- 本体の奥行きが4㎝ぐらいあるものが多い。
窓枠の奥行にゆとりがないと取り付けできないケースも。
1.遮熱で夏すずしく冬あたたかい
「エコオアシス」という熱を通しにくいレース生地が使われているので、夏は日差しの熱をカットしてくれて涼しくなるし、冬は暖房の熱を逃がしにくいので暖かかく過ごせるという優れモノだ。
9月ごろの日差しで実験したが、明らかに熱が部屋に来ないのでエアコン代の軽減にも役立てて言うことなしである。
2.取り付け・取り外しが楽
生地の一番上に突っ張り棒を通すだけでいい。あとは窓枠内でつっぱるだけ。突っ張り棒は100均のでいい。
「天気がいいから洗濯したい」ってときにも突っ張り棒をはずし、写真のように生地からマグネットバーを5本抜くだけなのでかんたん。
後は洗濯機で洗えるし、フラットだからアイロンも楽だ。
3.コードやチェーンがかさばらない
生地の上げ下げにコードやチェーンがいらないので、窓回りがとてもスッキリする。
フラットな見た目が好きな人にはたまらないシンプルさだろう。
筆者もこの点が一番お気に入りである。
ロールスクリーンやシェードみたいにコードorチェーンの安全対策を気にしなくてもいいのがありがたい。
マグネットシェードのデメリット
このマグネットシェードは普通のカーテンと比べてもコスパが爆発していて筆者にとっても大のお気に入りだ。
だがお客様に提案するとなればいくつか「気になる点」があるので、これをデメリットとして紹介しておく。
サイズオーダーができない
幅のサイズが2種類しかなく、理想のサイズ感でつけられないのはデメリットだ。
窓枠の幅にぴったりにしたい場合、既製品の幅サイズに合わないと「すき間なしのぴったり感」というのは実現できない。
「ただの目隠しができればいい」というのであればそこまでデメリットにはならないかも。
※少しだけサイズを加工することはできる(後述)。
自由な調光ができない
丈の長さは110㎝ある(1番下まで伸ばした状態)。
マグネットバー同士がくっつく位置にしか調整できないので「もうちょい下まで生地が欲しい…」のような痒い所にまでは手が届かないのだ。
窓枠内の上部分のすき間があいてもよければ、突っ張り棒の取り付け位置を下げて調整しよう。
好きな生地が選べない
レース生地はまっさらなホワイトの生地でまさにシンプルイズベストな見た目。
カフェカーテンみたいなおしゃれな刺繡や柄の生地は取り扱いがないし、好きな生地を選ぶこともできない。
厚手生地のマグネットシェードもシンプルなベージュ無地なので、おしゃれさを求める人には合わない。
マグネットシェードの既製サイズを微調整する
「既製品の幅サイズが合わない…」とあきらめるのはまだ早い。DIYでの微調整のやり方をお伝えしたい。
実は今回筆者が購入したのは【幅58㎝】のモデルだが、自宅の小窓の内寸は57㎝。
本来ならば窓枠の方が小さいので取り付けできないはずだが問題なく取り付けできたし、加工もできそうなので解説しておく。
バーの長さは56㎝
店舗で実物を触ったときに気づいたんだ「あれ?バーは端っこまで入ってない?」と。
そう。製品幅の【58㎝】というのはあくまで生地の端から端までの最大幅であって(計測すると59㎝あったが)、取り付けできる限界値ではないんだ。
バーのサイズが56㎝、小窓の幅は57㎝、生地の幅は最大59㎝。そんな状態でマグネットシェードを加工なしでつけたときの画像がこれ。
想像以上にピッタリ!
ダブつく予定の生地も側面で折り返したら全然目立たなくていい感じ。
マグネット入りバーは加工できる
もし小窓の幅が56㎝以下の場合でも対策はある。
マグネット入りのバーはうすい塩化ビニールパイプなのでノコギリで短く加工することができる。
5本とも窓枠よりも少し短くすれば取り付けられるのだ。
筆者宅のように生地がダブつくが、側面で折り返せばよい。
塩化ビニールパイプ対応のノコギリがなければこういったもので十分だ。
→塩化ビニールパイプ対応のノコギリをAmazonで見るマグネットシェードの口コミ
ニトリネットの口コミ・レビューで「良い点」が挙げられているのはこんな意見。
- 〇 良いです!!
- とても満足です! まず我が家の窓にジャストフィットのサイズ! 生地は薄そうに見えますが,遮光,遮像レベルは高いです!夜でも家の中が見えません!磁石でシェードの上げ下げができますので,紐が垂れて邪魔!ということはなく,非常にスッキリしています。磁石での上げ下げもスムーズで,紐を使うより断然ストレスフリーです!
出典:nitori-net.jp
- 〇 ピッタリ
- 夏の朝日が強く入る上げ下げ窓2箇所に付けました。突っ張り棒でこんなに簡単にしかもこの価格で! 長さ幅もピッタリ。 遮熱もキチンとしてくれるので、だいぶ部屋の温度が抑えられています。 冬は太陽光で部屋が暖まるので、外しますが、ホントに簡単です。
出典:nitori-net.jp
やはり【エコオアシス】生地を使った遮熱の効果は実感できるレベルのようだ。
そしてコードレスであることの便利さも実感されている。
では逆に「不満」を挙げているのはどんな意見なのか。
- △ 今後のマグネットシェードに期待
- 日中の”遮熱”は悪くなく、且つ”採光”もしっかり!ただ夜の”遮像”効果はさほど期待しないほうがいいかも(うちは型ガラスなのでもともと遮像は気にせず)。最大のメリットはマグネットでサクッと高さ調節できること。絡みやすいコードやヒモ等でシェードを昇降するより断然ラクチン。今後、年配の方たち向けへの汎用性は高いと感じます。
出典:nitori-net.jp
- △ それなりの商品です
- タイトル通り、それなりに遮光、遮熱します。 突っ張り棒は別売り。100均ので十分。生地の端の縫い合わせは結構雑でほつれていましたが、その程度の値段設定なんでしょう。綺麗な作りじゃなくても気にならない人なら買って損はないかも。
出典:nitori-net.jp
【遮像】というプライバシー性高められた生地ではあるが「夜の遮像は弱め」とした意見があり。
また「縫製の質があまり良くない」とあるが、レビュアーの写真を見ていないので何とも言えないが筆者が購入したものは多少の糸の端がいくつか見られた程度だった。
とはいえ2,000円ほどで買えた既製品であることを考えれば気にするレベルではないように思う。
マグネットシェードのコスパは最高
普段インテリアショップで窓回りの接客をする筆者から見てもこのマグネットシェードはおすすめできる。
レースカーテンの既製品1枚入りを買うよりも安いし、フラットな見た目の商品の多くはサイズオーダーになり小窓ひとつに5,000円以上はかかる。
それと比べると【100円の突っ張り棒】に【~2,000円のマグネットシェード】で見た目スッキリな目隠しができて、さらに遮熱で夏冬ともに快適な気温、プライバシー性も高められる、となれば完全にコスパ爆発である。
小窓の目隠しを考えている人は検討してみてはいかがだろうか。
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