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田舎の価値観に染まるな。合わないなら即脱出しよう。

この記事では「田舎特有の価値観に染まってしまう恐ろしさ」について解説する。

今現在ド田舎に住んでいる人は1日も早くそこを脱出して欲しいし、もしいつか田舎に住んでみたいと思っている人がいるならば、全力で止めたい。

筆者は限界集落に近い地域で育った人間で、現在はそこそこの地方都市に移住したことでなんとか心の平穏を保てている。

田舎のどういったところがよくないのか?脱出するためにはまず何をすべきか?筆者の体験をもとに話していきたい。

家具ラジオ
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田舎の価値観が合わないなら1日でも早く脱出を

woman walking on train trail at daytime

繰り返しになるが、今住んでいる地域に不平・不満・不便があるならば、一番の解決策は「そこから出ること」である。

「今の現状を改善する」とか「耐えた分だけ忍耐力が養われる」とか言ってる場合じゃない。そんな成長は便利な地域に住んでいても養われるし、耐える必要のないことに心身の労力を使っていてもあなたの人生は幸せにならないからだ。

田舎に住むとサービスは不便になりコストも高くなる

ひとつ不便な実例を挙げたい。

筆者が住んでいた田舎は47都道府県の中でもかなりの田舎で、県庁や市役所まで車で1時間半かかり、最寄りの駅まで峠道を車で50分、中央の市街地に繋がるバスは片道1,300円かかる。

これだけ不便な地域ということは、企業の物流にとってもコストがかかるため荷物を届けてもらうたびに不便を味わうことになるんだ。

この地域だけ「送料有料」「時間指定不可」は当たり前

生活に必須の家具や家電は当然ながら販売店舗がないため、市街地まで行って購入すると普通の地域より割高なサービスを選択せざるを得ない。

店員さん
店員さん

あぁ~…そこは”特別地域”なので送料がかかりますね…

店員さん
店員さん

申し訳ございません。”そちらの地域”はお時間の指定ができません

これらのセリフを聞くたびに「おれはなんでこんな不便な想いをしながらここに住んでるんだろう」と思わされたものだ。

日用品はすべて割高。お得感を感じられる瞬間はやってこない。

ガソリンは市街地より+5~7円高い(輸送費が上乗せ)。

スーパーの食品は市街地より10~20%高い(競争原理が働かないので値下げしない)。

当然キャッシュレスには対応していないし、ポイントがつく販売店もない。地域にお金を落としてもあなたにメリットは発生しない。

これが嫌ならガソリンを燃やして片道30分以上かけて市街地のガソリンスタンドやスーパーを使わないといけないため、結局市街地の人よりもコストがかかるのは変わらないのだ。

田舎に住み続けると不便が当たり前になる恐怖

そして1番恐怖を感じたのは、この不便さを受け入れている人たちの「考え方」や「対処策」だ。

送料が高くなるぶん安いものに変えるか

時間の指定ができんのか?じゃあ娘に1日留守番させないといけんな

こんなことを本気で考えていて、当たり前のように家族にもその不便さを強要する。

強要された家族も不満ではあるが、解決策がないため結局は従わざるを得ない。

そんな生活を何年も続けていると不満を口するどころか”これぐらいのことは当たり前だ”と自分も思うようになってきてしまい価値観がすげ変わる。そして自分の子供にも”それが当たり前だ”と教えるようになってしまうのだ。不幸の再生産である。

田舎に住み続けないといけない理由はない

田舎を脱出できない人は「脱出できない理由」をつらつらと述べるが、ハッキリ言ってただ臆病になっているだけのケースが圧倒的に多く、「不便なところから脱出できなくて俺かわいそう」な気分に浸っているだけな人間たちだった。

お金がない…
→脱出に必要な金額を貯めないだけ。浪費もやめない。固定費を下げる努力もしない。
田舎を脱出することができたら、逆にどんどん不要な出費が減っていく。
地元以外での生活が不安…
→日本の1人暮らし経験者は6~7割いる。はじめが不安なのは皆おなじ。それでも普通に生活できていくようになる。
親の面倒を見ないといけないから…
扶養義務は「身近に居て世話をすること」は必須ではない。「あなた自身の地位や収入に応じた生活ができる範囲で金銭的な支援のみでも可」でよいとされている。
様々な不満を抱えながら田舎で生活し続ける気があるならどうぞご自由に。

田舎の生活環境悪化は変えられないが、自分の未来は変えられる

日本の少子高齢化社会はどんどん進行し、田舎であればあるほどそのスピードは速くおとずれてあなたの生活環境を悪化させていく。

年金暮らしや低所得者しかいない地域ではお金が回ることはなく経済が止まる。そんな地域で商売や公共サービスを続けていけるほどこの国の企業や自治体はお人よしではない。

そんな沈みゆく船にあなたが残り続ける必要はないし、不便さに我慢をし続ける必要もない。

ひとつずつでもいいから準備を始めよう

岩の無料写真

今の住まい、仕事を変えていきなり見知らぬ土地で生活を始めるのはハードルが高く感じると思う。

なのでまずは暮らす地域を絞るところから始めよう。住む地域が決まらないと仕事も探せないからだ。

おすすめなのは以下の視点で見ること。

  1. 地価が低い(賃貸の家賃は土地の価格で上下するため)
  2. 人口が多い市(人口の多さ=自治体の税収のため、公共サービスが充実しやすい)
  3. 高速道路のインターチェンジがある(物流に有利な地域は企業が新規出店をしやすい)
  4. 特急列車や新幹線で大都市から乗り換えなしでたどり着く(人の流動性は変化を生む)

ただしアルバイトなどで雇ってもらうことを考えているのであれば、①の地価は高い方が時給は高い傾向にある。

例を挙げる。

人口が多く売上も高い「A店」の時給が900円。人口はA店よりも少なく売上も低いが地価がA店の地域よりいも高い「B店」は時給930円、というのはよくあるケースである(ベースの最低賃金が地価の影響をうける)。

求人は候補に挙げてる地域で2,3個見比べることをおすすめする。

楽しく過ごせるか?の視点も大事

あなたが新しい土地で生活を始めたときに、そこで楽しく過ごせるか?もしっかり考慮して欲しい。

とくに日本では楽しめる環境に恵まれるかは②~④がおおいに影響する。

人口が多く、物流網が充実していていないと企業は商売を継続することができないため、新たな店舗やサービスが増えていかないんだ。

番外編的な扱いだが、”おもしろい店や集団”は人口の流動があった方が生まれやすいので、東京、大阪、名古屋、福岡からのアクセスも良いに越したことはない。

離れた土地でも職は探せる

今は全国どこでもWEBで社員・アルバイトともに求人を探すことができる。

住む地域にこだわりがないなら、気になった職場のある地域を後から↑の①~④を調べる、というやり方でもいいと思う。

どんな感じで絞り込み検索できるのか?一度試してみると脱出のイメージやモチベーションが湧いてくるので試してみてほしい。

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自分の人生は自分でしか変えられない

急に誰かがあなたに恵まれた環境に与えてくれるなんてシンデレラストーリーはこの世に存在しない。

泥臭くても自分で環境を変えるしかないんだ。

ただし現代は「ネットで調べることができる」というメリットが誰でも受けられるという良さがある。

いつも同じ愚痴を吐いている人は調べない人が多い。めんどくさいからだろう。

あなたはどっちだ。

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